1996-04-17 第136回国会 参議院 厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会 第1号
○参考人(保田行雄君) 本日、このような形で発言の機会を与えていただきまして、ありがたく思っております。 去る三月二十九日、HIV薬害訴訟は和解解決しました。国会の議員の皆様にも和解解決へ向けて多大な御支援をいただき、この場をかりてお礼を申し上げます。 この三月二十九日の和解の際、原告団と厚生大臣及び製薬企業との間で確認書が取り交わされました。その確認書の中で、「厚生大臣は、」「再び本件のような
○参考人(保田行雄君) 本日、このような形で発言の機会を与えていただきまして、ありがたく思っております。 去る三月二十九日、HIV薬害訴訟は和解解決しました。国会の議員の皆様にも和解解決へ向けて多大な御支援をいただき、この場をかりてお礼を申し上げます。 この三月二十九日の和解の際、原告団と厚生大臣及び製薬企業との間で確認書が取り交わされました。その確認書の中で、「厚生大臣は、」「再び本件のような
○参考人(保田行雄君) 私が一番訴えたい点は、やはり医療機関の感染者等の受け入れといいますかケアといいますか、これをきっちりと教育していただきたいというととです。 それと、そういった医療機関に対する行政的なバックアップをするということが大事だろうと思うんです。私たちが幾つか知っている中でも、やはりHIV感染者が入ると非常に過剰反応される。例えば小児科病棟に入院をしても、そこでその子だけが使い捨ての
○参考人(保田行雄君) 告知の問題は、非常に不幸なことなんですが、我が国では感染症の専門医あるいは血友病の非専門的な内科医や小児科医は告知をしております。そういう一般的な学会に、告知をしないという議論はないわけです。一部の血友病の専門医が非常に頑強に告知を反対されている。 昭和六十年から私ども幾つかアンケートをとっていますが、告知をしてほしいというのは一貫した患者、家族の願いです。いわゆる告知をしないというのは
○参考人(保田行雄君) 私は、全国ヘモフィリア友の会を代表しまして、エイズ予防法案に対する意見を述べさしていただきます。 エイズ予防法案は、去る十月二十七日、衆議院社会労働委員会において可決されました。当日、全国各地から法案の可決を心配し駆けつけた血友病の患者、家族は傍聴席から茫然とただ見守るだけでした。そして、可決された後、親たちは涙するほかありませんでした。 思えば六年前、私たちの血液製剤からの
○保田参考人 まず第一に、日本のエイズ対策は、その大阪の例は詳しくは知りませんけれども、やはり特異な例をもってするのではなくて、大多数の国民を対象として、そして蔓延防止に役立つという観点から立法はまずされるべき必要があるだろうと思います。それにも増してやはりエイズは、感染をする、あるいは感染の疑いがある人たちにとってはそれ自体が一番の脅威なんです。だから、恐らく安心して検査を受けられる医療機関であるとか
○保田参考人 従来の全国ヘモフィリア友の会と 同一でございます。先ほど意見を述べられた北村前会長は昨年の三月一日に会の方で解任ということになりまして、その後を受けて北海道の会長が会長を受け継いだ。その後、北海道の会長が辞任をして、私が副会長を務めた関係上代行を務めさせていただいている。 全国ヘモフィリア友の会で今のところは別段脱退等はありませんので、従来どおり約二千世帯、二千人ぐらいの会であります
○保田参考人 全国ヘモフィリア友の会会長代行の保田でございます。 私は、全国ヘモフィリア友の会を代表いたしまして、エイズ予防法案に関する参考人としての意見を述べさせていただきます。 御存じのとおり、我が国の血友病患者約五千名の四割、二千人が、その治療に用いた血液製剤からエイズに感染をいたしました。他の感染原因で感染した人たちが数十名にとどまっている日本でこれだけの犠牲者が血友病患者から出たということは